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防災対策ガイド

もしもの時に備えよう

災害から家族と自分の身を守るためには、事前の準備と話し合いを持つ事が重要です。まずは家からの避難場所、避難経路、はぐれた場合の集合場所・連絡網から決めておきましょう。また、被災時に我が家で必要な非常用品の中身を検討し、備えておく事も肝心です。
もしものときに備え、正しく安全に行動できる準備を行っておきましょう。

台風

台風が接近すると猛烈な風と雨で、屋外ではさまざまな災害が発生するおそれがあるため、たいへん危険な状態となります。台風の予報が出たら、台風が上陸する前に十分な対策を講じて、台風に備えておきましょう。

台風30号ハイエン

2013年11月8日、世界の観測史上最も強力な台風30号(ハイエン)は、フィリピン中部に上陸し、895hpa以下、最大瞬間風速が90m/秒、米軍合同 台風警報センターの観測では最大瞬間風速は105m/秒に達したとされています。日本の暴風特別警報基準は、910hpa以下であるが、このような猛烈な台風が沖縄本島地方を直撃することに備える必要があります。

台風30号(ハイエン)によるフィリピン中部における被害概要

被害の概要

死者 6,201人 被災者 約1,608万人
行方不明者 1,785人 家屋損壊 約114万棟
避難 約410万人 経済被害額 約398億ペソ(約964億円)

※ 国土交通省 発表

台風9号高潮災害

台風9号高潮災害

泡瀬第三自治会周辺及び泡瀬ヨットハーバー付近による台風9号高潮災害
平成23年(2011年)8月5日(金)10時30分~11時にかけて撮影)

●最大風速:45m/秒 ●瞬間最大風速:60m/秒
●風向:南東 ●潮汐:中潮 ●気圧:945hPa

台風16号洪水災害

台風16号洪水災害

平成13年9月8日~14日にかけ、沖縄市に未曾有の洪水被害をもたらした台風16号災害、床上浸水417棟・床下浸水67棟・車両712台水没。本島では初の災害救助法適用

与那国島台風21号

2015年(平成27年)9月28日、与那国に上陸した台風21号は、最大瞬間風速81.1m/秒を記録した猛烈な台風です。沖縄では過去に瞬間最大80m級の台風が襲来しています。

外へ出ない
絶対に海には行かない。沖縄では台風時の高波で流される事故が時々あるので絶対に海に近づかない
停電することがあるのでエレベーターを使わない
大雨で土砂が崩れることがあるので台風後でも急な斜面には近づかない
台風被害

猛烈な台風襲来、不要不急な外出を止めましょう。看板、トタンなど飛散すれば凶器となります。

避難
避難準備情報等が出された場合は、自力避難が困難な高齢者や障がい者などの災害時避難行動要配慮者、又は要支援者の方々を地域住民同士で指定された避難場所に避難誘導しましょう。
避難準備情報が出たら、高齢者や障がい者、乳幼児などを優先に、自動車等で安全なところに移動させましょう。
避難勧告が出た場合は、複数で行動しましょう。
避難勧告が出た場合は、複数で行動する。避難は周囲の状況を確認してから
50cm以上の水深で浸水が発生している場合は、無理に避難しないようにしましょう。
マンホールや側溝付近は大変危険です。
夜間に避難するのは大変危険です。
暴風域に入ったら不要不急な外出は避けましょう。
飛散物により窓ガラスが破損した場合、内側から畳・冷蔵庫などで抑えるか、又は暴風の影響が少ない部屋に避難し、身の安全を確保しましょう。

大雨

大雨が予想されているときには、気象情報や周囲の状況に注意し、異変や危険を感じた場合には直ぐに身の安全を図る行動をとりましょう。

大雨災害道路冠水

道路冠水の場合、無理に道路を横断することは避けて下さい。仮に水深が深かったり、流れがある場合には人命にかかわる事態となります。

河川や用水路、池などに近づかない。
地下施設にいる場合は地上へ避難しましょう。
50cm以上の水深で浸水が発生している場合には、無理な避難は避けましょう。
マンホールや側溝付近は大変危険です。
夜間に避難するのは大変危険です。

洪水

台風や集中豪雨などによって、毎年のように水害が発生しています。地盤の弱い所や低地に住む方は、気象台から発表される情報を利用して早めの対策を心がけましょう。

高潮浸水

高潮浸水地域では、行政による避難準備、避難勧告、避難指示情報に留意し、行政の指定した避難所に早めに自主避難して下さい。隣近所に高齢者、障がい者の方々がいたら共に避難誘導して下さい。

大雨や台風の際は河川や用水路の周辺に近づかない
沖縄の河川でも、短時間の大雨などにより川が氾濫したり、中州に取り残されたり大きな被害が発生することがあります。
床上浸水おそれの場合、高いところ、又は二階などに垂直避難しましょう。

土砂災害

土砂災害はいつ・どこで発生するのか正確に予測できません。
気象情報や周囲の状況に注意し、早めの行動をする事が重要です。

土砂崩れ・地すべり

土砂崩れ・地すべり 土砂崩れ沖縄県中城村北上原

沖縄県中城村北上原・平成18年6月10日・土砂くずれ現場
(沖縄県北中城村仲順・平成10年10月5日・豪雨353㎜/日・建物全壊1 半壊2)

山などの斜面で異常が場合、すみやかに離れましょう
ひび割れが生じる
斜面から水が湧き出る
小石が落ちてくる
湧き水や井戸水がにごる
土の匂いがする
地鳴りが聞こえる
土砂災害

大雨による土砂災害発生おそれのある場合、行政が開設した避難所又は友人知人、親類宅に身を寄せるなどして下さい。沖縄県でも大きな土砂災害が発生しています。

  • 避地すべりの前兆が出たら速やかに避難する
  • 地面がひび割れ・陥没
  • がけや斜面から水が噴き出す
  • 井戸や沢の水が濁る
  • 地鳴り・山鳴りがする
  • 樹木が傾く
  • 亀裂や段差が発生

津波

一瞬にして襲いかかる 津波から災害を防ぐためには、とにかく避難する以外にありません。

津波
① 津波注意報がでたら
海の中にいる人はただちに海から上がって、海岸から離れてください。
(予想される津波の高さが、高いところで20cm以上1m以下の場合であって、津波による災害のおそれがある場合に発表)
② 津波警報がでたら
沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。(予想される津波の高さが、高いところで1mを超え、3m以下の場合に発表)
③ 大津波警報がでたら
沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。(予想される津波の高さが、高いところで3mを超える場合に発表)

地震

慌てず行動することが安全の為の第一歩。地震直後の津波情報にも耳を傾けてください

地震

緊急地震速報が発表!

自宅 頭を守り、大きな家具から離れ、テーブルの下に隠れましょう。
・火を消し扉を開けておきましょう。
・移動するもの、倒れてくるもの、落ちてくるものに注意しましょう。
※慌てて外に出るのは危険です!
野外 ・ブロック塀や自動販売機、看板などの落下する危険性があるものから離れましょう。
・頭を守るためにカバンなどを頭上にかざしましょう。
自動車 ・ハザードランプを点滅させ、緩やかに速度を落とし道路の左側に停車する。
・緊急車両などが通るため、車を離れる場合はキーをつけたまま離れましょう。
エレベーター ・全ての階のボタンを押して、近くの階で止まりましょう。
揺れが収まってからの行動
火を消す
落下物や足元に注意
暖房器具を消す
ブレーカーを切る
家具の下敷きになったら、大声で助けを求める。

竜巻

日本国内でも強い竜巻が発生するようになり、各地で人的・物的被害が発生しています。

竜巻

竜巻は、時速70~80キロのスピードで移動するため数分程度で通過する。

屋内の場合
一戸建ての場合はなるべく1階に移動する。
窓ガラスが割れることがあるので雨戸、カーテンを閉めて窓際から離れる。
机やテーブルの下に入り、身を小さくして頭と首を守る。
屋外の場合
物陰やくぼみなど飛散物の直撃を受けにくい場所に隠れる。
身を小さくして頭と首を守る。
プレハブの建物や樹木・電柱などは、倒れる可能性があるので近づかない。